Fujica 35-M 富士写真フィルム初の35mm 本物 カメラ

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Fujica 35-M は、1957年5月開催された日本国際見本市に出品され、富士写真フィルム初の35mm レンズシャッター式カメラとして、同年9月に市場発売されました。 ファインダーは、パララックス自動補正式のブライトフレームファインダー、カメラ背面のリモートフォーカシングノブによる焦点調節、カメラ底部レバーによるフィルム巻き上げ、カメラの操作は右手だけで行い、左手はカメラの保持という操作の簡便さなど、9大特徴を備えたカメラです。とてもスマートなデザインのカメラで当時人気となり、この後のカメラの、FUJICA-ML、EE、SEなどにデザインは継承され機能は発展していきます。レンズは、富士フイルムが研究開発に3年も要したとわれる、ライカマウントのFUJINON f1.2 50㎜レンズの成果をこのカメラのレンズ開発に応用したと言うことのようで、その性能は十分評価に値する描写と言っても良いのではないでしょうか ……… とても珍しいクセノタール5枚構成のレンズです。本来は、FUJINON f1.2 50㎜と撮り比べて解説をするのが王道かも知れないですが中々手に入らないので、富士フイルムの社史、「富士フイルム創業25年のあゆみ」のなかに、FUJICA 35M について書かれているので紹介します。” 1957年5月に開催された日本国際見本市に出品し、9月に発売した。高級カメラを大衆化した近代的35mm判カメラで、高性能堅牢しかも操作が簡便でつかいやすいことを基本にした。レンズは画面の周辺まで鋭いピントをむすび、準広角レンズの作用するフジノン f28 45mmをつけた。そのフジカ35Mは性能が優秀で、もっとも独創的かつ至便なカメラとして、国内外で絶讚を博した。また、1958年には、国産カメラグッドデザインの1位にランクされ、翌年には、ブリュッセル万国博で銀賞を得た。”と書いてありました。 出品に当たり、清掃、メンテナンスしましたので、カメラの調子は良いです。4群5枚のクセノタールタイプのフジノン45mm/f2.8、ダブルガウスタイプの標準レンズが多い中で、クセノタール独特の描写を味わってみては如何でしょうか?ご検討の程、よろしくお願いします。 次回は、富士フイルム初のレンズ、「レクター」を出品予定です。

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